光の種類
ライティングするための照明器具には様々なものがあります。
光源(ランプ)の種類一つとってみても
- タングステン(一般でいうフィラメントの電球)
- HMI
- 蛍光灯や水銀灯などの放電管
- LED
- 焚火などの炎
- 太陽光などがあげられ形態も多種多用です。
使用する、または利用するランプ(光源)の性質や特徴をふまえて
ライティングしていく事になりますが、
器具や現場の状況などでも変わってくるわけで
経験で覚えていく事が必要になってきます。
覚えておきたい光の性質
学校で昔習った事のおさらいになりますが
ライティングするうえで感覚として持っている事が重要なので提示します。
- 直進
- 反射
- 屈折
皆さんご存じの「光の三要素」です。
反射に関しては
- 入射角=反射角
というのもありました。
これはレフ板を扱う時に重要ですよね。
そして、これは私の中でも重要で感覚的に覚えている事でもありますが
- 光の明るさは距離の二乗に反比例する
ということです。
どういうことかというと
光源からの距離が2倍になると明るさ(以降、照度)は1/4になる
という事になります。
離れれば照度が減るのは当たり前な事のようですが
ライティングするうえで重要事項として覚えておいて欲しい事です。
光の明るさは距離の二乗に反比例する
たとえば
光源からの距離が1mと比べて2mでは照度は1/4になります。
重要なのは光源からの距離です。
同じ1mの差でも光源からの距離が離れる程、照度の差は小さくなっていきます。
当たり前ですが、日中の太陽光はどこで計測しようが同じ値になりますよね。
それは太陽までの距離がものすごく離れているからです。
ですから、照度をなるべく均一にしたいなら遠くにライトを置く。
ただし遠くからライティングするには引き尻と大光量のライトが必要になってきます。
逆に近くの光源を使えば周りとの照度の差が大きくなるので明暗がつきます。
まとめ
以上のような光の性質を踏まえて活かしていくと
ライティングプランや現場作業でのアイデアや幅が広がり
よりクオリティーの高い仕事ができる事でしょう。
大切なのは難しく考えず感覚的に覚えておくことだと思います。
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